生命保険会社の社内SEだった男性の体験談

性別
年齢 37歳
社内SE歴 8年

持っている資格
ITILファンデーション、ITパスポート
金融内部監査士

働いている企業の業種
社内SE時代は、生命保険会社
現コンサルティング会社

社内SEへの転身

私は、最初は、社内SEという言葉がまだ一般的でない頃に社内のシステムを企画する部署に異動しました。
その頃は、社内SEの仕事がどんなものか分からずに異動し、システムに関する全てのことを企画する担当と考えていました。
しかし、仕事をしていくにつれて、社内SEという仕事と自分の中のイメージに違いがあることに気づきました。

新たな発見

最初社内SEの立場として異動した当時は、社内向けの仕事をする部署と考えて自ら希望して異動しました。
確かに社内向けではありましたが、対外的な仕事も多く少しイメージと違いました。
もっと事務的で淡々と行う仕事だと思っていたのです。
しかし、仕事をこなしていくうちに色々社内SEであるからこそ経験できる事がありました。

社内SEで良かったこと

社内SEとして色々な経験をしました。
良かったこと悪かったことありますが、良かったこととして、社内SEになるまでの仕事では経験できない事を経験できたことです。
これは、社内SEならではのメリットだと感じました。

また、社内SEとして、今までにない規模の仕事ができたことです。
やりがいもありましたし、自分の仕事が与える影響が大きくなったことでプレッシャーもありましたが責任のある仕事ができて良い経験になったと思っています。
その他にも社内SEをやってみて感じた社内SEの立場や仕事のメリット・デメリットをご紹介します。

社内SEの立場

社内SEは、ユーザー側のシステムに関する窓口役になります。
そのため、システム要件などは、別途業務を統括する部門の担当者になりますし、システム構築は、関連会社の担当者になります。
時には、社内で対応することがありますので一概には言えませんが基本、両者の仲介役的な立場になることが多いと考えます。
そのため、裏方に徹することが多く、自らの成果が華々しく表に出ることはなく、いかに両者の仕事を円滑に回すかということが求められると思います。

社内SEのメリット

社内SEのメリットとしては、一言でいうとシステムを利用するユーザーに近い立場で仕事ができることです。

1.    ユーザー部門との要件調整に関わる機会がある

純粋に開発側としてのSEは、あらかじめ決められた要件に基づいて、システムを設計することが主な業務となると思いますが、社内SEは、社内のユーザー部門、要は、システム要件の要望元との関わりがありました。

ユーザー部門からだされた要望を受け、システム化する事がそもそも会社として良いのか悪いのかということを、実際のシステム利用者目線を持って判断する必要があります。
そのため、システム設計のスキルも必要になるのですが、いかに要望元の担当者との折衝や調整が行えるかというスキルが必要でした.

開発のSEとは少し違う業務になりますので、システム開発の現場のSEと同じ感覚ですと戸惑う事があると思います。
しかし、それが社内SEとしての仕事の魅力でもありました。

特に、ユーザー側の担当者や実際にシステムを利用する方の声を直接聞く機会があると思いますので、自分が上手くまとめられたプロジェクトですと良い反応もリアルに感じる事ができることが可能でした。

2.    システム構築フェーズにおいて全体を見ることができる

社内SEは、プロジェクトの規模にもよりますが全体を把握する事が求めらました。
設計してコーディングして終わりなど一部のフェーズを見ることは少ないです。

新たなITに関わるプロジェクトを完遂することが一番大きな使命になりますので、立ち上がりから終わりまで一貫して担当することになります。そのため、プロジェクトの各フェーズを担当することになりますので様々な経験ができることがメリットです。
もちろん、求められるスキルもフェーズごとに異なるため、多様なスキルが必要になることから、スキルアップの機会も多かったです。

3.    管理タスクが早くから経験できる

社内SEを置いている場合、関連会社との関わりが多いと思います。
そのため、ユーザー側の担当者として、関連会社などの進捗管理など管理面の仕事が少なからず発生します。
純粋なSEよりも管理面の仕事は、早くから経験することができると思います。
これは、自分が自ら動く仕事ではなく、関係者をいかに上手く動かすかというスキルになりますので実務経験を積む良い機会があるものでした。

社内SEのデメリット

社内SEのデメリットとしては、一言で言うと特定の分野を深く担当できないことです。

1.    広く浅い業務内容になりがち

社内SEは、幅広いフェーズを担当することが多く、関連会社との協業も多いので自らがシステムの設計など実際のシステム構築作業を行う事は少ないです。そのため、実務経験としてのシステム設計などの作業を行う機会がなく自らで行うスキルが育ちにくいです。もちろん、成果物を見る機会はありますので勉強の機会がないわけではないのですが、よほど意識して勉強しないと深い知識を社内SEの仕事から得るのは難しいかもしれません。

2.    特定のスペシャリストでは通用しない

特定の領域(例えば、システム設計者)の専門家では、社内SEは厳しいと思います。
しかし、他の社内SEがいらっしゃると思いますので苦手な分野はその方にヘルプすることができれば、上手く仕事を回せるかもしれません。
ただし、基本的には、まんべんなく対応できるスキルが求められるため、どのスキルも平均的にはできることが必須となると思います。
もし、システム設計やテストだけなどの特定の領域のみで今後やっていきたいという方は、社内SEは避けたほうが良いと考えられます。

社内SEに向くタイプ

社内SEは、幅広く様々なタスクに関わりますので、色々な仕事をしてみたい人には、合うと思います。
大きな流れは、ルーチンワークになったりもしますが、内容や状況は様々なので一概に同じとは言えません。
また、仲介役としての役割がありますのでまめに関係者をフォローが出来ないといけませんので世話好きな方にもおすすめです。

しかし、社内SEは、付加価値を発揮しづらい状況にありますので、いかにそれぞれの立場に立った対応ができるかがポイントになると思いますので柔軟な対応に自信がある方にはおすすめできる職業と考えます。

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