【社内SE経験者の本音】面接から人間関係までを成功させる必須12ヶ条

わたしが実際に社内SEとして勤務してきた中で、様々な経験をしてきました。
今回はそんなわたしの経験談を面接から実際の業務経験までお話していこうと思います。

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1.社内SEの面接とは?

まずは基本的な面接のマナーをしっかりと頭に入れておくことをおすすめします。
当たり前のことですが清潔感のある服装、挨拶の仕方、言葉遣いなど基本マナーをしっかりとおさらいしておきましょう。
もし、可能であれば面接対策の本を一度読んでおくといいかもしれません。

pixta_19003296_Sちなみに、面接の基本で意外と忘れがちなのが面接会場の下見です。
面接への遅刻は絶対にあってはならないことなので、面接が決まったら一度下見をして面接会場までの道のりや所要時間などを確認しておきましょう。

次に重要なポイントは質問されるであろう内容を予測して事前に回答をまとめておくことです。
回答をまとめたら何度か口に出してみて、スラスラと答えられるようにしておきましょう。
ちなみに社内SEの面接でよく聞かれる質問の代表的なものは以下の通りです。

「今までに成功(失敗)したプロジェクトは?」
「仕事をする上で心がけていることは?」

これらの質問は自分の経験を踏まえて回答するものなので、自分がこれまで経験してきたことを洗い出すことも必要になります。
そうすれば、自分では気づきにくいアピールポイントも見えてきて、自分を見つめなおすことができるはずです。

自分を客観的に見ることができれば、面接時に予想外の質問をされてしまっても答えを引き出すことが容易になるので、面接前には必ず自分が経験してきたことを整理するようにしましょう。

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また、面接では資格やスキルのアピールは面接官にとって重要ではありません。
なぜなら、資格やスキルについては履歴書に記述されていて、そこから読み取った上での面接の機会だからです。

面接官が面接で重要視するポイントは人柄やコミュニケーション能力、忍耐力など、直接会ってみないとわからない部分です。

「やる気はあるのか」、「周囲の人間に良い影響を与えられるか」などの人柄と
「他の部署の人間にも明るく対応できるか」などコミュニケーション能力の有無を判断する場であると考えたほうが妥当です。
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さらに、どんな仕事にもトラブルはつきものなので、そういったトラブルに対する忍耐力も試されます。
質問としては「これまでに失敗したプロジェクトはありますか?」、「その失敗はどのように対処しましたか?」というように聞かれます。
ここで重要なのは失敗の有無ではなくその失敗に対してどう対応したかです。

自分がどのようなアプローチで失敗を乗り越えたのかをしっかりと答えられるようにしておきましょう。
たとえその失敗を上手に乗り越えられなかったとしても、その失敗で自分はどのように成長したかなど自己評価を上げるように話しましょう。

【面接成功の為の3か条】

  1. 面接の基本マナーをおさらい
  2. ある程度の質問は予測して事前にまとめておく
  3. 資格やスキルのアピールは控えめに

2.実際の業務での成功談

実際に社内SEとして仕事をしていった中でわたしが「これは成功した!」と思えた体験談です。

まず、社内SEという仕事についてですがその名のとおり社内のシステムをすべて管理立場となるため、SIerでいう顧客は同じ会社に勤める社員になります。
そのため他部署の社員たちとの付き合い方も仕事をしていく中で重要視するべき点になるのです。

pixta_17680572_XLわたしは社内SEだからといって、ただシステムを管理するだけではなく、サポートした相手との距離もある程度縮めるよう努力しました。

例えば、ランチを一緒に行ったり、会社帰りに飲みに行ったりと交流を深めたのでただの会社の人ではなく一緒に会社を盛り上げていく仲間という考えに変わったのです。
そうすると、仲間が使っているシステムはしっかりと管理して仕事をしやすい環境を提供してあげようという気持ちで前向きに仕事に取り組むことができました。

これは業務を進めていくうえでかなり成功した部分だと思います。

次にスキルアップの努力を忘れないということが大切です。

社内SEは数年間同じシステムを使い続けるため、新しい技術に触れる機会が少ないということが事実です。
そのため、自ら率先して新しい技術を学び続けるという学習意欲が必要になります。

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わたしは年に数回、メーカーやSIerのセミナーに参加してスキルアップの努力をしました。
そこにはわたしと同じような境遇の社内SEたちも多く参加しており、社内SE同士の情報交換ができました。。
横のつながりができにくい社内SEにとって他社の社内SEとの交流をすることができて、それがスキルアップにもつながっていきます。

SIerは通常の業務を行う中で新しい技術に触れることができるため、それが当たり前のことであると思ってしまいます。

しかし、社内SEは自分から意欲的に学ぶ必要があるため新しいことに対する好奇心を持ち続けることができるのです。

また、積極的に社内のシステムを研究することも大切です。
研究することによって改善点も見つけることができますし、その改善点を修正するためのスキルを取得しなければならないため自分が成長できたと思います。

Female hands or woman office worker typing on the keyboard

さらに、社内SEは様々な業務を担当することになります。
単純なヘルプ作業から設計やプログラミングなどのSE案件まで幅広い業務を行うため、SIerよりも経験が豊富になります。

システムの開発プロジェクトに参加しながら問い合わせなどのヘルプ業務を並行するなど大変に思われがちですが、ひとつのプロジェクトばかり行っているよりも柔軟な対応ができるようになりました。
ヘルプ業務などの単純作業だけでは飽きてしまいますし、開発などの難しい作業ばかりでは頭がパンクしてしまいます。
どちらも仕事なので息抜きとまではいきませんが、複数のタスクをバランスよくクリアすることで作業効率がアップしました。

【社内SEの業務を成功させる3か条】

  1. SE以外の社員と仲良くなり、仕事への意欲を高める
  2. スキルアップのための学習意欲を欠かさない
  3. 複数のタスクをバランスよくクリアする

SIerでは経験できないようなことを体験できるのが社内SEです。
それを自らの成功につなげるのは自分の意識次第だとわたしは思っています。

3.実際の業務での失敗談

まず、社内システムの開発や改善はスケジュールが適当なことが多いです。
もちろん納期はありますし、スケジュールを組んだうえでプロジェクトを開始するのですが、予算の都合で納期が延びてしまうことが多いのです。

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せっかく納期に間に合わせるように努力していた作業が変更になることはやる気が低下してしまいます。
そのため、作業へのモチベーションが下がってしまうこともありました。

pixta_20031820_S次に失敗というよりもデメリットなのですが、社内SEはたいていの場合はシステム部に配属されます。
そして、退職するまでほとんどの社内SEが異動を経験することなくシステム部で仕事を続けることでしょう。
これは社内SEとして入社しているので当たり前のことだと考えていましたが、裏を返せば出世の道が厳しいということなのです。

システム部は部長を中心に数人の課長という1つの組織図に止まります。
あえて役職がつくとすればせめてこの下にプロジェクトリーダーが加わる程度でしょう。

すなわち部長・課長の椅子は少なくなり、その少ない椅子を奪い合うことになるため、厳しい道のりになるのです。
上昇志向の強い方にとってはかなりストレスを感じてしまう職場かもしれませんね。

給与面でも失敗はありました。
社内SEは残業が少なく楽な仕事だと思われがちですが、それなりに残業もあります。
ただし、給与体系は他の部署と同じ基本給ですし残業代もしっかりと支払われます。

そうなると残業のない他部署よりは毎月のお給料が残業代の分少し多くなるのですが、これはあくまでも社内での話。
実際はSIerに比べると給料は少ない場合がほとんどです。

■被写体の人物はストックフォトモデルです。撮影許諾を得ています。■スタジオセットを使用したイメージ写真です。

たまたま見てしまったSIerの求人情報の年収を見て自分の年収と比較してショックを受けてしまったことがあります。
同じSEでも社内SEとSIerは違うということをしっかりと念頭に置いておくことが大切です。

【私の社内SEのデメリット3カ条】

  1. ・納期が延びることが多く、業務へのモチベーションが下がってしまった
  2. 出世が難しい
  3. 給与が意外と少なくてへこんだ

という部分です。
たしかに、SIerに比べると業務は楽に思えるかもしれませんが、それなりに苦労もあることを覚えておいてください。

4.上司・同僚との付き合い方

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最後は上司や同僚との付き合い方です。

まず、完璧主義にならないことが大切です。

前述のとおり、社内SEはスケジュールが適当なことが多いため、おそらく上司や同僚もその状況に慣れてしまい適当な人が多くなりがちです。
そんな中で自分一人だけが完璧を求めては輪を乱すことになりますし、自分にとってもストレスです。

ある程度適当である周囲の人間や自分を許せるようになることも大切です。

そんな適当な中での上司との付き合い方についてです。
例えば納期の延長があってスケジュールが変更となりプロジェクトが中だるみしてしまったときは上司にシステムについての相談や提案をしてみましょう。

その相談や提案はきっと次の開発につながるはずですし、やる気のある部下は上司にとっても魅力を感じる人材です。
さらに中だるみしてしまったプロジェクトを引き締める効果もあるので自らアクションを起こしてみるといいでしょう。

また、同僚たちとのディスカッションもおすすめです。
社内システムの勉強会やプロジェクトの進め方についての改善など提案しあうことでお互い成長していけるものです。
一緒に仕事をしていく中で、刺激を与えあうことも大切です。

ただし、上司や同僚と接する上で熱くなりすぎることはNGです。
あまり熱くなりすぎても周りの人間は引いてしまうので、適度な熱量で接するようにしましょう。

【対人面で気を付けたい社内SE3か条】

  1. 完璧主義にならない
  2. 上司にやる気を見せる
  3. 同僚には熱意控えめだけど意見を交換し合う

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