情報通信サービス業の社内SEだった男性の体験談

性別
年齢 40歳
社内SE歴 3年

持っている資格
応用情報技術者試験

働いている企業の業種
情報通信サービス業

社内SEとはどんな仕事をイメージをしているのでしょうか。
よくいわれているのが外注先(ベンダー)に開発・構築を依頼する立場にあるので依頼されるベンダー側の立場の人からすると楽な仕事のように思われることもあります。
それとも、なんでも屋として社内のITに関連することはすべて対応するため非常に忙しいのでしょうか。
実際のところはどうなんでしょう。
この記事では情報通信サービス業で社内SEを3年した経験よりその実態をお伝えしていきます。

社内SEとは

そもそも社内SEとはどういった仕事なのでしょうか。
一般的な企業ではシステムを自前で構築することはなく、情報システム部が外注先(ベンダ)に開発・構築を依頼しています。

その際、情報システムの社内SEがどんなシステムが自社の業務に必要か要件をまとめていきます。
これは社内SEの主要な業務といえます。ちなみに社内SEは情報システム部のSEと同じと思って良いでしょう。

その他社内SEは自社で使用されている業務システムやネットワークからファイルサーバやプリンターなどあらゆるシステムが業務範疇となっています。そのため、規模の大きな企業では情報システム部の中にサーバチーム、開発チーム、ネットワークチーム、ヘルプデスクというように様々なスキルのエンジニアが常駐している場合もあります。

他方、一般的な情報システム部ではチームをわけるほどの規模はなく、サーバが得意なSEがサーバの業務を多くやっていて、プログラムができる人がプログラムの業務を多く担当する加えてネットワークもやっているというように明確に業務がわかれていない場合がほとんどです。

社内SEに求められるスキル

社内SEは社内の各部署や経営層から業務に必要なシステムの要件や要望をヒアリングし、まとめていきます。そして外注先(ベンダー)へ開発・構築を発注します。
そのため、コミュニケーション能力が重視されます。
また、発注後は納品までベンダーコントロールを行います。これは進捗や品質、工数などの管理を行うのです。
このようにマネージメント能力も社内SEには求められます。

そのうえ、一般的に社内SEに必要なスキルとしてスクリプトが書けることが求めれます。
たとえば、大量のファイルから特定のファイルだけ移動したいといった処理もスクリプトなら一括で処理できるからです。
スクリプトとはコンパイルという処理をせずに記述したらすぐに実行可能な言語のことです。
たとえば、powershellやvbscript,rubyやpython,php,perlなどです。

どれから勉強してよいかわからない場合は、windowsで動作するpowershellを勉強しておきましょう。

社内SEに必要な資格

社内SEに必要な資格はないのですが、WindowsはもちろんLinux、データベースにネットワークなどいろいろなシステムに関わります。どれかひとつを選ぶより、まずはひととおり勉強しておくべきです。

時間に余裕があるなら各分野の初級資格はひととり取得しておきましょう。MCP,LPIC,Oracle Database,CCENTなどです。

資格取得は時間もお金もかかりますので、各分野一通りの勉強を終えたら、自分の進みたい分野の資格を取得していきましょう。
どの分野・資格が良いかわからない場合は、とんどの企業の社内向けのシステムで使用しているWindowsServerの資格であるMCP(WindowsServerの資格)を取得しておきましょう。

社内SEになるには

社内SEでもプログラマーでもネットワークエンジニアでも未経験から募集している企業があります。
若いひとは未経験から社員で応募して社内SEのキャリアをスタートさせましょう。

もし、未経験から社員で社内SEへの転職が厳しい場合でもあきらめることはありません。
派遣社員で半年や一年経ほど経験を積んでから正社員へ転職する道もあります。
あるいは紹介予定派遣で正社員となるという方法もあります。

社内SEは楽なのか

社内SEはベンダーコントロールを行い、開発・構築を依頼する側になります。
そのため、依頼される側であるベンダーのSEから見ると楽そうに思われているのですが、これがそうでもないです。
まず、開発してできあがったものが正しく動作するのか、品質は求めているものなのかを確認しないといけません。
こういった品質管理の業務とは別に社内システムのトラブル対応やヘルプデスクのような業務も行います。さらに並行して社内向けの比較的規模の小さなシステムの構築を自分でおこなうこともあるのです。
もちろん、情報システム部の規模や会社によって社内SEの負荷はかわってきます。

社内SEだから楽ではなく、企業によって比較的楽な情報システム部もあれば、負荷の高い情報システム部もあるという風に思っておきましょう。

社内SEのメリット・デメリット

社内SEのメリットは発注する側なので、ベンダーコントロールのスキルが身につき進捗、工数などマネージメント力がつくところが特徴です。さらに企業によってはWindowsとLinuxとネットワークとあらゆるシステムに携わることで様々な分野のスキルを身につけることもできます。

一方社内SEのデメリットは社内のシステムに関してなんでも対応しないといけないことがデメリットにもなります。このため、Linuxを極めたい、ネットワークを極めたいなど特定分野を極めたいひとは社内SEだと思うような業務ができずミスマッチと感じるかもしれません。
これも比較的規模の大きな企業の場合は、Windows専門チームやネットワーク専門のチームのように業務をわけている企業もあります。

まとめ

社内SEは仕事は主に発注する側になりますが、だからといって楽ではないのです。
また、自社システムを内製(自社の社員だけで開発)で構築することもあります。
そのため、作ったシステムが目の届く自社で使用されるのでやりがいがあります。
発注したり、内製で開発したり、ネットワーク、サーバなど様々な経験が積めるのが社内SEの最大の魅力です。

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